GlP1ダイエットなど当院の方針につきまして
GlP1ダイエットなど当院の方針につきまして
GLP-1 製剤・NMN/NAD⁺点滴・幹細胞培養上清液など自由診療の使用に関して当院では、患者さまの安全を最優先に、医学的根拠に基づいた治療のみを提供しております。
昨今、美容目的や体重管理目的で GLP-1 受容体作動薬(リベルサス・マンジャロなど)、NMN/NAD⁺点滴、幹細胞培養上清液・エクソソーム製剤 といった自由診療の治療が広く行われています。
しかし、日本美容内科学会より以下のような正式な提言が示されており、当院もこれに則って慎重な判断を行っております。
◆ 1. GLP-1 受容体作動薬の使用についてGLP-1 製剤は、本来 糖尿病治療薬として承認された医薬品です。美容目的・短期的な体重減少だけを目的とした安易な使用には、以下の懸念があります。吐き気・低血糖・腸閉塞などの副作用脱水や栄養障害想定外の長期使用による安全性データの不足医師管理下での厳密な指導が必須そのため、当院では 医学的に必要な方に限定して慎重に適応を判断いたします。
当院では同意書に基づきリスクをあらかじめ説明し採血も適宜おこなっております。オンラインのみでの処方は原則おこなっておりません。何でも気軽に叩く世の中ですが、GLP1=悪ではなく薬は毒にでも薬にもなるように、使用方法や適応を見極めることが重要です。
◆ 2. NMN/NAD⁺点滴についてNMN・NAD⁺は“抗老化・疲労回復”などの目的で自由診療として使用されることがありますが、現時点では国内で医薬品としての承認を得ておらず、臨床データも不足しています。日本美容内科学会は以下を明確にしています:有効性・安全性の確立には今後の研究が不可欠施行する場合は 製品の由来・品質・安全性データの確認が必須十分な説明と同意を得ることが不可欠不確実な状態で安易に実施すべきではない当院では、現状の科学的根拠を踏まえ、NMN・NAD⁺点滴は提供しておりません。
◆ 3. 幹細胞培養上清液・エクソソーム製剤について日本美容内科学会は、これらの製剤についても次のように明確に述べています:医薬品・医療機器として承認されていない静脈投与・全身投与は原則として行うべきではないとのことですし当院では患者さまの安全を守る観点から、幹細胞培養上清液・エクソソームの点滴/注射は一切行っておりません。
◆ 当院の基本方針当院は、「科学的根拠の尊重」と「患者さまの安全確保」を最も重要な理念として診療を行っております。医学的根拠が確立していない治療安全性が保証されていない製剤長期的な影響が不明な自由診療これらについては慎重な姿勢をもち、必要な医学的データやガイドラインが整うまでは導入しません。患者さまが安心して治療を受けられるよう、確実で安全性の高い治療のみを選択し、ご提供してまいります。
毎年内科の先生方の学会でのGLP1製剤の使用方法を参考に使用方法や検査方法をとりいれています。皮膚科医であるので無理はせず、自分のできる範囲での処方になります。その旨も患者さんに直接お話ししています。今後は美容内科学会認定医にむけて研鑽をつみ、皮膚科医としてだけでなく抗老化の勉強も続けていきます。